近年、SNSの普及や社会のストレス増加に伴い、嫌がらせ行為は深刻な社会問題となっています。
ターゲットにされたときの精神的・身体的ダメージは計り知れず、適切な法的対応が必要とされています。
この記事では、嫌がらせで問われる具体的な犯罪、刑事告訴の手続き、必要な証拠の準備方法について詳しく解説します。
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嫌がらせ行為が刑事事件とされるためには、特定の法律に違反している必要があります。
嫌がらせ行為が該当する主な犯罪は以下のようなものです。
他人を公然と侮辱する行為は、侮辱罪に該当します。
これには、SNSやインターネット上で相手を罵倒する発言を繰り返すことなども該当します。
事実を摘示して他人の名誉を傷つける行為は名誉毀損罪に該当します。
誤った情報を広めて相手の社会的評価を下げる行為などが含まれます。
相手に危害を加えると脅す行為は脅迫罪に該当します。
身体的な危害だけでなく、社会的地位や信用を失墜させると脅すことも含まれます。
継続的な嫌がらせ行為やつきまとい行為はストーカー行為禁止法に違反します。
特定の人に対して繰り返し接触を図ったり、不在をついての待ち伏せなどが対象となります。
インターネットを利用した嫌がらせ行為、例えば、フィッシング詐欺や個人情報の不正取得・拡散なども関連する犯罪となります。
嫌がらせ行為に対して刑事告訴を行なうためには、以下の手続きを踏む必要があります。
まず、最寄りの警察署で被害届を提出しましょう。
被害の詳細や加害者の情報を提供することが求められます。
加害者が特定できていない場合は、専門家に相談して加害者の特定を行なう必要があります。
被害届を提出する際、嫌がらせ行為の証拠が必要となってきます。
証拠が揃っていないという場合は、探偵に相談して被害の明確な証拠を収集してもらうことをおすすめします。
警察は被害届を基に捜査を開始します。
警察の捜査結果をもとに、検察が起訴するかどうかを判断し、起訴が決定されると正式な刑事手続きが開始されます。
起訴された場合、裁判所での審理が行なわれます。
証言を求められることもありますので、事前に準備しておくことが望ましいです。
以上のような手続きによって、刑事告訴が行なわれます。
いずれにしても嫌がらせ被害の明確な証拠が必要となってくるので、事前に準備しておくことが重要です。
先ほどもお伝えしましたが、刑事告訴を成功させるためには、嫌がらせの明確な証拠を準備することが不可欠です。
効果的な証拠の収集方法を紹介しますので、参考にしてください。
嫌がらせ行為が発生した日時、場所、内容を詳細に記録しましょう。
日記形式やメモを残すことで、具体的な経緯を証明できます。
SNSの投稿履歴、メール、メッセージアプリのやり取りなど、デジタル上の証拠を保存しましょう。
このとき、スクリーンショットやログのコピーを取っておくと有効です。
第三者の目撃者がいる場合、その証言を証拠として活用しましょう。
目撃者が証言に協力してくれる際、実行犯にバレないようにすることに注意する必要があります。
物理的な証拠(嫌がらせに使用された物品、傷害がある場合の医療記録など)を保管しましょう。
写真や医師の診断書も有力な証拠となります。
嫌がらせ実行犯の特定が難しい場合やご自身で証拠収集が困難な場合は、無理をせずに専門家にサポートを求めましょう。
このとき、調査のプロフェッショナルである探偵に依頼することが有効です。
以上のような方法で証拠収集を行ない、実行犯に言い逃れさせない証拠を掴むことで適切な法的手続きが可能になります。
被害を受けた場合は、早期に警察に相談し、専門家のサポートを受けながら行動することが重要です。
迅速な対応を心がけましょう。
嫌がらせ被害に遭った際、ご自身で証拠を収集しようとすることは自然な反応かもしれません。
しかし、ご自身で証拠を集めることにはいくつかのリスクや危険性が伴います。
証拠収集の過程で加害者に気づかれると、報復行為を受ける危険性があります。
さらなる嫌がらせ、脅迫、場合によっては物理的な暴力が考えられます。
専門的な知識がなく証拠収集を行なうと、プライバシーの侵害などで逆に責任を追及される可能性があります。
また、違法な手段で収集した証拠は証拠能力が認められない場合があり、これによって警察が動いてくれない可能性があります。
証拠収集には多くの時間と、粘り強い精神力、体力が必要とされます。
嫌がらせの被害に遭っている場合、精神的な負担がさらに増すことがあります。
自分で収集した証拠が、法的に認められる信頼性を持っているかどうかが問題となります。
専門家が収集した証拠は、法廷でより信頼性が高く評価されることが多いです。
証拠収集の過程で、友人や家族、同僚との関係が悪化する可能性があります。
このように、ご自身で証拠収集するにはさまざまなリスクがあります。
リスクを理解したうえで、探偵事務所を有効に活用しましょう。
嫌がらせ行為に対して刑事告訴を行なうためには、探偵事務所による明確な証拠収集と情報収集が必要です。
具体的に、探偵に依頼するメリットをご紹介します。
被害状況を客観的に証明するための証拠(録音、写真、映像、目撃者の証言など)を収集して明確な証拠を集めます。
関係者の動きや行動パターンを分析し、真相に迫ります。
この際、周囲にバレないように調査を進めますので、ターゲットの安全を守ることができます。
嫌がらせを行なっている人の背景や動機を調査し、根本的な問題の解決を目指します。
実行犯を特定し、言い逃れできない証拠を集めます。
ネット上での嫌がらせの場合であっても、当事務所にOSCP資格保有者のホワイトハッカーが在籍しておりますので、ご安心ください。
法的処置を講じる場合にも、ご状況に応じて法的手続きのサポートを行ないます。
当事務所の調査終了後に作成する調査報告書が法的に有効な証拠となり得ます。
当事務所には上級心理カウンセラーが在籍しています。
繰り返される嫌がらせによって精神的に疲弊してしまっている場合でも、最後までサポートいたします。
以上のようなメリットから、探偵事務所と連携することで効果的な法的措置を講じることが可能です。
嫌がらせ被害は、軽視してはいけない重大な問題です。
警察や探偵事務所、法的専門家の支援を受けて被害を最小限に抑えながら、加害者に対して適切な対応を取りましょう。
西日本トラブル対策専門窓口では、嫌がらせ被害におけるトラブルを解決するための調査やサポートを行なっています。
いつ、誰が、どうして、何のために、悪質な嫌がらせのターゲットになってしまうかわからない時代です。
嫌がらせ行為に対して刑事告訴を行なうためには、被害についての詳細な情報と証拠が必要不可欠です。
ご自身で証拠収集するには、さまざまなリスクが考えられますので、専門家に依頼して、言い逃れできない明確な証拠を集めることをおすすめします。
当事務所では解決するためのトータル的なサポートを行なっていますので、おひとりで悩まず、一度、ご状況をお聞かせください。
その他、複雑なご事情やご要望にも柔軟に対応しながら最善の策を見つけていきます。
少しでも不安なことがあれば24時間受け付けている無料相談窓口までお気軽にお問い合わせください。
執筆者 / なな / 2025年1月
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