帰宅して部屋に入った瞬間、何かが違うと感じることはありませんか。
閉めたはずの窓が開いている、置いたものの向きが変わっている。
毎日過ごしている部屋だから、わずかな違いにも気づきます。
気のせいだと言い聞かせても、一度気づくと落ち着いて眠れなくなります。
自宅への侵入は、鍵を持っている人物によって起きることもあり、鍵を替えるだけでは止まらない場合があります。
この記事では、侵入の痕跡の見分け方から、自分でできる確認方法、警察に相談できる範囲、そして侵入者を特定する調査の流れと費用の目安まで解説します。
一人で抱えたままにせず、まずは無料・秘密厳守の相談で状況を整理するところから始めてみてください。
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侵入者は、できるだけ痕跡を残さないように動きます。
それでも、生活している本人にしか気づけない違和感は残ります。
大切なのは、違和感を覚えた日付と内容をその場で記録しておくことです。
記憶だけに頼ると、後から警察や探偵に相談するときに説明できなくなります。
まずは、侵入が疑われるときによく挙がる5つの痕跡を確認していきましょう。
出かけるときに施錠したのに、帰ると鍵が開いている。
侵入を疑うとき、最初に思い浮かぶのがこの状況です。
ただ、自分のかけ忘れと見分けるのは簡単ではありません。
同じ窓だけが繰り返し開いている場合、そこが侵入口になっている可能性があります。
窓の内側にある半円形の留め具(クレセント錠)の向きや、補助錠のかかり具合も一緒に見ておいてください。
帰宅したら部屋の電気がついていた、という相談は少なくありません。
照明やエアコンは、室内に人が滞在した時間が長いほど操作される確率が上がります。
短時間の物色ではなく、部屋に留まっていたことを示す手がかりになります。
電気の使用量が急に増えていないか、検針票やアプリの記録も確認してみてください。
侵入者が室内を移動すれば、椅子やゴミ箱の位置は少しずれます。
写真立ての角度、リモコンの向き、脱いだ靴のつま先の方向。
毎日目にしているものほど、変化に気づきやすくなります。
「動いている気がする」と感じた時点で、その日のうちに写真を撮っておいてください。
後から見返したときに、変化を証明できる材料になります。
高価な家電が残っているのに、財布の小銭や下着だけが減っている場合があります。
金品を目的とした侵入なら、換金しやすいものから持ち出されます。
下着や私物だけが無くなるときは、目的が金銭ではないことも考えられます。
無くなったものの種類は、侵入者の動機を推し量る手がかりになります。
紛失したと思い込む前に、いつから見当たらないのかを書き出してみてください。
物色された場所は、閉め方が雑になりやすいところです。
タンスの引き出しが数センチ開いている、クローゼットの扉が閉まりきっていない。
自分の閉め方の癖と違う状態になっていたら、記録に残しておきましょう。
通帳や印鑑をしまっている場所は、特に念入りに確認してください。
違和感に気づくと、まず片づけたくなります。
ところが掃除をすれば、足跡も指紋も一緒に消えてしまいます。
気持ち悪さは残りますが、写真を撮り終えるまでは手を触れずにおいてください。
鍵をすぐ交換するのも、相手に気づかれるという意味では慎重に判断する場面です。
誰が入っているのかを先に確かめたい場合、鍵の交換は記録を取ったあとに回す選択もあります。
痕跡に気づいても、それだけでは侵入があったと言い切れません。
次にやることは、出入りがあったかどうかを確かめる準備です。
目印を置くときは、相手に気づかれない場所を選ぶことが前提になります。
気づかれれば、相手は警戒して手口を変えてしまいます。
ここでは、道具をほとんど使わずにできる方法から順に紹介します。
玄関ドアの下部や蝶番側に、小さくちぎった紙をはさんでおく方法です。
ドアが開けば紙は落ちるので、帰宅時に足元を見れば分かります。
費用がかからず、今日から試せるのが利点です。
紙が落ちていた日は、その状態を写真に撮って日付を残しておいてください。
出かける前に、同じ位置から部屋を撮影しておきます。
スマートフォンの写真には撮影日時が記録されるため、比較の材料になります。
玄関、寝室、収納の3か所を撮っておくと変化に気づきやすくなります。
毎回同じ立ち位置から撮ることが、見比べるときのコツです。
ベビーパウダーや小麦粉を、窓際の床にごく薄くまいておく方法です。
人が踏めば足跡が残り、靴のサイズや向きまで分かる場合があります。
まく量が多いと見た目で気づかれるので、床の色に紛れる程度にとどめてください。
足跡が残っていたら、掃除する前に真上から撮影しておきましょう。
タンスやテーブルの脚の位置に、目立たない印をつけておきます。
床に細い養生テープを貼るか、鉛筆で薄く線を引く程度で十分です。
家具が動かされれば、印との間にずれが生まれます。
物色のために引き出された家具ほど、元の位置には戻りません。
玄関の内側に向けた小型カメラは、出入りを記録する手段になります。
動きを検知したときだけ録画する機種を選べば、確認の手間を減らせます。
ただし、設置場所を誤ると同居人や来客のプライバシーに触れる点は注意してください。
自宅内であっても、撮影の範囲は玄関や窓など出入り口に絞るのが無難です。
スマートロックには、解錠と施錠の時刻がアプリに残るものがあります。
自分が家を出た時刻と、記録された解錠の時刻を突き合わせれば判断できます。
物理的な鍵を使われた場合は履歴に残らない機種もあるため、仕様を確認してから選んでください。
賃貸物件では、取り付けの可否を管理会社に確認しておく必要があります。
確認の目印は、置き方を誤ると逆効果になります。
目につく場所にカメラを置けば、相手は入るのをやめて時期をずらします。
被害が止まったように見えても、解決したわけではありません。
気づかれずに記録を積み重ねることが、相手を特定する近道になります。

自宅に誰かが入ったかもしれないと感じたとき、自分だけの思い込みではないかと疑ってしまいます。
実際の件数を知っておくと、落ち着いて判断できます。
令和6年に住宅で発生した侵入窃盗の認知件数は、全国で1万6,962件でした。
1日あたりに直すと、およそ46件が警察に認知されている計算になります。
出典:警察庁「令和6年の刑法犯に関する統計資料」(令和7年)
手口ごとの内訳と、住まいの種類による違いを順に見ていきます。
警察庁の統計では、住宅への侵入窃盗を手口ごとに分類しています。
令和6年の内訳は、空き巣が1万968件、忍込みが4,076件、居空きが821件でした。
居空きは件数こそ少ないものの、住人がいる時間帯に入られていることになります。
家にいるのに気配を感じる、という感覚は根拠のない不安とは限りません。
オートロックがあるから安全だ、と考えている方もいます。
同じ統計では、4階建以上の共同住宅で発生した空き巣が1,205件記録されています。
忍込みが160件、居空きが72件と続きます。
建物の高さや設備だけで、侵入を防ぎきれるわけではありません。
共用部分の出入りは、住人と一緒に入る形ですり抜けられることもあります。
令和6年に住宅で発生した侵入窃盗の検挙率は52.1%でした。
警察に認知された事件のうち、半数近くは検挙に至っていないことになります。
被害を届け出れば必ず犯人が分かる、という前提では動けません。
だからこそ、被害の記録を自分の手元に残しておく意味があります。

侵入と聞くと、見知らぬ第三者を思い浮かべます。
ところが実際の相談では、鍵を持っている人物が関わっている場合があります。
窓が割られていない、鍵も壊されていない。
壊された形跡がないのに物が動いているときこそ、合鍵の存在を疑う場面です。
侵入者として考えられる人物を、3つに分けて整理します。
同棲を解消したあと、鍵を返してもらっていないケースがあります。
合鍵を作られていれば、鍵そのものを返してもらっても意味がありません。
関係が終わったあとに部屋の様子が変わりはじめたなら、時期を書き出してみてください。
いつから違和感が始まったのかは、相手を絞り込むうえで重要な情報になります。
つきまとい行為が並行して起きている場合は、ストーカートラブルの調査としての対応も必要です。
過去に部屋を貸した友人、荷物を取りに来た家族、退去した同居人。
鍵を渡した相手を全員思い出せる方は、そう多くありません。
悪意がなくても、無断で入られていれば住居侵入にあたります。
誰に鍵を渡したかを紙に書き出すところから始めてみてください。
持ち出されたものと、荒らされ方には相手の目的が表れます。
現金だけが減っているなら、金銭が目的だと考えられます。
一方、物が減っていないのに配置だけ変わっているときは、様子を見に来ている可能性があります。
下着や私物に触れられている場合、住人本人に関心が向いていることになります。
何が起きたのかを書き出すほど、疑うべき相手の範囲は狭くなります。
金品を目的とした侵入や、住人に関心を持った人物による侵入もあります。
郵便物やゴミから生活パターンを把握されている場合、留守の時間帯を狙われます。
郵便受けが荒らされているなら、そこから情報が漏れている可能性があります。

違和感を覚えても、確かめる手立てがなければ日常に戻るしかありません。
しかし、侵入が実際に起きていた場合、状況は同じ場所にとどまりません。
一度入られて何も起きなかった経験は、相手にとって成功体験になります。
ここでは、放置したときに起こりうる変化を順に見ていきます。
気づかれなかったと判断されれば、間隔は短くなります。
最初は月に一度だったものが、週単位になることもあります。
滞在する時間も延び、室内で過ごす範囲が広がっていきます。
頻度が上がるほど生活は落ち着かなくなり、眠れない日が続きます。
室内に入れる状態が続けば、機器を仕掛ける余裕も生まれます。
電源タップやコンセント、照明器具の内部は、外から見えにくい場所です。
会話や在宅の時間帯を把握されると、狙われる時間はさらに正確になります。
設置が疑われる場合は、盗聴・盗撮・GPSの調査で室内を確認する方法があります。
侵入の痕跡は、掃除や生活によって上書きされていきます。
足跡も指紋も、時間が経つほど残りません。
半年前から続いていると訴えても、手元に記録がなければ相談は前に進みません。
被害を証明する材料は、被害が続いている今しか集められません。
不安を抱えたまま様子を見るより、状況を整理する場を先に作ってください。
24時間WEB受付・匿名相談OKの無料相談では、何を記録すべきかだけでも確認できます。
侵入が疑われるとき、最初に思い浮かぶ相談先は警察です。
ただ、相談してみたものの様子を見ましょうと言われた、という声も届きます。
警察が動けるかどうかは、被害を裏づける材料が手元にあるかで変わります。
警察に任せられる範囲と、相談の前に準備しておくことを整理します。
帰宅時に室内から物音がする、ドアが開いている。
その場に危険がある状況なら、部屋に入らず110番へ通報してください。
確認のために自分で室内へ入るのは避けたほうが安全です。
通報をためらって被害が広がるより、結果的に誤報だったほうがはるかに安全です。
今すぐの危険はないものの相談したい場合、警察相談専用電話の#9110があります。
警察庁は、緊急ではない相談について、最寄りの警察署か#9110を利用するよう案内しています。
出典:警察庁「ご意見、各種相談・情報提供等」
相談した記録が残るため、後から被害届を出すときの経緯としても使えます。
警察は、事件性が確認できて初めて捜査に着手します。
物が動いた気がする、という申告だけでは事件として扱いにくいのが実情です。
誰がいつ入ったのかを示す材料があれば、話は具体的に進みます。
調査によって記録を先に作り、警察や弁護士につなぐという順番もあります。
相談に行く前に、手元の情報を整理しておくと話が早く進みます。
口頭で説明するより、書いたものを見せたほうが正確に伝わります。
調査で得た報告書がある場合は、それも一緒に持参してください。

自分で目印を置いても、相手の姿までは分かりません。
探偵の調査は、出入りの事実と人物を記録に残すことを目的とします。
誰が入っているかが分かれば、鍵の交換だけでは終わらせない対応が取れます。
実際にどこまで調べられるのか、調査の中身から順に説明します。
専用の機材を使い、盗聴器や小型カメラの有無を室内で確認します。
コンセントの内部や照明器具など、日常では開けない場所も対象になります。
侵入口として使われた形跡がないか、窓やドアの状態も一緒に見ます。
防犯トラブルの調査として、住まいの弱点を洗い出すところから始められます。
建物への出入りを記録し、留守中に立ち入る人物がいるかを確認します。
合鍵を持つ人物が関わっている場合、この記録が相手を特定する材料になります。
記録した日時と映像は、警察へ被害を届け出るときにも使えます。
裁判や示談の場面で使える形に整えることも可能です。
相談から調査までは、次の順番で進みます。
相談の段階で契約を求められることはありません。
調査が必要かどうか判断がつかない状態でも、まず状況を聞くところから始めます。
費用は調査の内容と期間によって変わります。
西日本トラブル対策専門窓口の場合、現状把握調査は60,000円から、対応策の策定・実行は90,000円からを目安としています。
再発防止の対策は無料で対応し、電話での相談は何度でも無料です。
正確な金額は、状況を聞いたうえでの見積りで確認してください。
詳しくは調査料金のページに掲載しています。
相談の前によく寄せられる質問をまとめました。
相談できます。
証拠を集めることが調査の目的なので、手元に何も無い状態が前提です。
いつから、どの部屋で、何に違和感があったのかを話せる範囲で伝えてください。
連絡方法や報告書の受け取り方を調整することで対応できます。
メールやLINEでのやり取りに限定することも可能です。
相談の内容は秘密厳守で扱います。
状況によりますが、まず現状を把握する調査から始めます。
侵入の頻度が分かっている場合は、その周期に合わせて計画を立てます。
期間の見通しは、見積りの段階で説明します。
賃貸でも相談を受け付けています。
鍵の交換や設備の変更が必要になる場合は、管理会社への確認が必要です。
どこまで自分で判断してよいのかも含めて相談してください。
調査は、相手に気づかれないように進めることを前提としています。
気づかれれば行動を変えられてしまい、記録が取れなくなるためです。
連絡の方法や訪問の有無も、状況にあわせて調整します。
侵入されたかどうかは、痕跡と記録を突き合わせてはじめて判断できます。
この記事の要点を振り返ります。
違和感を覚えた日付を書き留めることが、いちばん最初にできる対応です。
そのうえで、自分で確かめる範囲を超えていると感じたら、西日本トラブル対策専門窓口にご相談ください。
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監修者・執筆者 / 山内
ファミリー調査グループの代表。探偵調査歴20年以上。国内外の潜入調査、洗脳トラブル、迷惑行為、男女間のトラブルなど、累計4000を超える問題を解決。豊富な経験と実績を基に、Webサイトの監修や記事執筆も行う。 監修者・執筆者一覧へ
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