「俺が悪いのかな……」「機嫌が悪いだけかもしれない……」
そんなふうに自分を責めながら、どこかモヤモヤした日々を過ごしていませんか?
あなたが感じているその違和感は「モラルハラスメント(モラハラ)」かもしれません。
「妻が怖い」「口答えできない」「家にいても苦しいだけ」と、妻との関係に悩んでいる男性は決して少なくないのです。
この記事では、妻からモラハラを受けている男性のために、モラハラの定義や事例、そしてどう付き合っていくべきかなどを詳しく解説していきます。
妻からモラハラを受けている男性に向けて、モラハラの定義や事例を詳しく解説。
これから妻とどう付き合っていくべきかがわかります。
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モラハラ(モラルハラスメント)とは、言葉・態度・表情などによって相手を精神的に追い詰める嫌がらせのことを指します。
身体的な暴力(DV)とは異なり、外傷やアザといった「周囲からもわかる傷」は残りません。
だからこそ、被害に遭っている本人も周囲の人間も、なかなか気づけないという特徴があります。
モラハラの特徴は、加害者が無自覚で行っていることが多い点です。
「これはよくある夫婦喧嘩」「本当のことを言っただけ」と加害者は思っているかもしれませんが、受け取る側にとっては日々の積み重ねが大きな苦痛となり、次第に精神的に支配されていく関係へと発展していくのです。
さらにモラハラの厄介な点として、「外ヅラの良い人間が行うことが多い」ということがあげられます。
周囲からは「明るくて社交的」「子育てもしっかりしている良い奥さん」と思われている女性が、家の中では夫を精神的に追い詰めている――そんなケースが後を絶ちません。
こうした背景から、被害者は「自分が悪いから怒らせたのでは」「自分がもっと頑張れば関係は良くなる」と考えてしまい、なかなか抜け出せなくなってしまうのです。
だからこそ、モラハラは放置してはいけません。
目には見えないかもしれませんが、心には深いダメージを残し、長期にわたって人生に悪影響を及ぼします。
もし、あなたが「最近妻との会話が怖い」「何を言っても否定される」「家にいるのに安心できない」と感じているのであれば、それはモラハラの兆候かもしれません。
モラハラと言うと、「夫から妻への行為」と考える人が多いかもしれません。
しかし、近年では妻から夫へのモラハラも増加しており、その相談件数は年々増加しています。
では、どのような行動が「モラハラ」にあたるのでしょうか?
ここでは、妻によるモラハラの事例をいくつかご紹介します。
Aさんは結婚7年目のサラリーマンで、子どもはおらず、共働きの生活を送っていました。
最初のうちは仲の良い夫婦でしたが、ある日を境に妻の態度が一変。
仕事から帰っても「おかえり」の挨拶はなく、夕食も自分の分だけ用意されていない日が続きました。
最初は「疲れているのかもしれない」と思い、彼なりに気を遣って花を買って帰ったり、外食に誘ったりしました。
しかし妻は無言で花を捨て、外食の誘いにも「行く気しない」と一言返すだけでした。
翌日もまたその次の日も、話しかけても完全に無視される日々が続きました。
そのときのことを、Aさんはこう語ります。
「何か悪いことをしたのかと聞いても『別に』『察して』と返されるばかりで、息苦しい毎日がとてもつらかったです」
Aさんは、1週間、2週間と無視され続けるうちに、次第に「自分がもっと気を利かせるべきだった」「妻の機嫌を損ねた自分が悪い」と思い込み、ついには妻の顔色を伺って生活するようになってしまいました。
Bさんは中小企業に勤める営業マンで、年収は約500万円。
家計はそれなりにやりくりできていましたが、専業主婦の妻は常に不満げだったと言います。
「どうしてうちはこんなに貧乏なの?」「もっとちゃんとした会社に転職できなかったの?」
帰宅したBさんを待っているのは労いの言葉ではなく、毎日続く人格攻撃でした。
最初は冗談交じりに言われていた言葉も、次第にエスカレートしていきます。
「もっと甲斐性のある男と結婚すればよかった」
「子どもがいなくてよかった。あなたみたいな父親じゃ行きたい学校にも行けない」
Bさんは最初、「夫婦だから本音で言ってくれているんだ」と思い、真面目に受け止めてしまっていました。
しかし、何をしても「それが当然」という態度で返されるため、自尊心が少しずつ削られ、次第に家に帰るのが怖くなりました。
「怒らせないように仕事を早く切り上げて、なるべく機嫌が良いように接して……でも、何をしても文句を言われるんです」と、Bさんは悲しそうな顔でうつむきました。
Bさんは心療内科でうつ状態と診断され、現在は休職中です。
会社員のCさんには小学校低学年の息子がいます。
妻は専業主婦で、家事や育児を一通りこなしているものの、夫に対する当たりが常に強く「あなたは家のこと何もしてない」と責められ続けていました。
ある日Cさんが息子と遊ぼうとした際、妻がこう言ったのです。
「〇〇(息子)、この前パパのこと嫌いって言ってたよね?」
驚いたCさんが理由を聞こうとしても、妻は「だって何もしてないじゃない」と突き放すだけ。
彼は「子どもまで自分を嫌っている」と思い込むようになり、家庭の中で完全に孤立した状態になっていきました。
当時のことをCさんはこう語ります。
「子どもにまで嫌われたと思うと、どこにも居場所がありません……家にいるのが苦しくて、帰りの電車で動悸が止まらなくなることもありました」
実際には息子は父親のことが大好きで、嫌いだとは一言も言っていなかったことが後から判明しました。
つまり、モラハラ妻は子どもの言葉を利用し、夫を精神的に封じ込めるという巧妙な支配を行っていたのです。
モラハラ被害にあっていると気づいたとき、まず大切なのは「我慢し続けることが解決にはならない」と知ること、そして適切な対処を取ることです。
ここでは、モラハラ妻から自分を守るためにできることとして、具体的な対処法を紹介していきます。
最も大切なことは、自分の感情を否定しないことです。
「これはモラハラかもしれない」と感じた瞬間、自分を責める必要はありません。
モラハラは非常に巧妙で、最初はちょっとした違和感程度の形で現れます。
怒鳴られていない、殴られていない、外では普通の顔をしている――だからこそ、「こんなことで悩む自分がおかしいのでは?」と思い込んでしまいがちです。
しかし、自分の心の傷は他人に否定されるものではありませんので、自分の感情を尊重するようにしましょう。
モラハラは証拠が残りにくいと言われますが、それでも被害の記録を残すことは非常に重要です。
おすすめなのは、日記形式で日々のやり取りや妻の発言をメモする、もしくはスマホのボイスレコーダー機能などで会話を録音する方法です。
この記録は自分自身が「これはモラハラだ」と客観的に再確認するためにも、万が一の法的措置や第三者に相談する際の材料にもなります。
以下のような内容を記録するようにしましょう。
自分なりに行動してみたもののどうしても改善が見込めず、心身に限界を感じるときは、「離れる」という選択もあなたの人生を守るための立派な手段です。
離婚をすぐに考える必要はありませんが、「実家に一時的に避難する」「別居を検討する」など、物理的に距離を取ることは精神的な回復の第一歩になります。
また、事前に弁護士や探偵事務所などの第三者に相談することで、モラハラの証拠を集めたり、法的なサポートを受けられたりする可能性も少なくありません。
早い段階から準備をしておくことで、いざというときに安心して動けるでしょう。
「妻の態度がモラハラかもしれない」と疑いながらも、どこに相談していいかわからず、ひとりで悩み続けていませんか?
そんなときこそ、探偵事務所などの第三者の力を借りることを検討してみてください。
探偵といえば浮気調査がメインというイメージがありますが、家庭内トラブルやモラハラ・DVなどの「見えない被害」に関する相談も少なくありません。
ここでは、探偵に相談することの具体的なメリットを解説します。
探偵に現状を話すことで、第三者の冷静かつ客観的な視点で「これはモラハラに該当するかどうか」を見極める手助けをしてもらえます。
「ただの夫婦喧嘩ではないのか?」「証拠になるのか?」と迷っている段階でも、プロの目線から判断を仰ぐことで、自分の感じている違和感を整理できるのです。
モラハラを法的に主張するには言動や行動の証拠が重要になります。
モラハラはDVなどの身体的暴力と違って目に見える痕跡が残りにくいため、何をどう記録していいか戸惑う方も多いことでしょう。
探偵はこれまでの多数の調査実績から、どのような記録が有効か・どのような形で残すべきかを熟知しています。
ご依頼者に対するアドバイスだけではなく、必要に応じて探偵が実際に調査に動き、撮影や行動観察などでモラハラの裏付けを取得するサポートも可能です。
探偵は弁護士との連携を行うことも多く、法的なアドバイスを受けるための橋渡しをしてくれるケースも珍しくありません。
離婚や別居を見据えた準備として、以下のようなアドバイスや調査を行ってくれます。
交渉・裁判が有利になるような証拠集めや今後に向けた的確なアドバイスが期待できるため、「いざ」という時に備えた精神的・現実的な準備を整えられるでしょう。
「探偵って、女性の浮気相談が多いんじゃ……」と感じている男性もいるかもしれません。
しかし、近年は妻のモラハラや不貞に悩む夫からの相談件数が徐々に増加しています。
特に男性が被害者となるモラハラ案件は見過ごされやすく、証明も難しいため、証拠集めのプロである探偵に相談するメリットは大きいでしょう。
探偵事務所はプライバシーを守りながら話を聞いてくれるうえ、匿名での問い合わせもメール・LINEでのやり取りから始められるため、抵抗感がある方でも安心して利用できます。
自分勝手なモラハラ妻との生活に悩み続けていませんか?
「このままでいいのか」と感じているなら、ぜひ当探偵事務所にご相談ください。
24時間365日、無料で相談を受け付けています。
匿名での相談も可能で、悩み相談に長けた上級心理カウンセラーも在籍。
プライバシー厳守・秘密厳守ですので安心してご相談いただけます。
自分らしい人生を取り戻すために、探偵の力を借りてみる――それは、決して大げさなことではありません。
あなたが心から幸せだと感じられる日々を、私たちが一緒に取り戻します。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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