博多で起きたストーカー殺人事件の判決が20年という刑期で下されました。
しかし、この判決が被害者や遺族の心情を十分に汲み取っているのか疑問です。
ストーカー行為がエスカレートし、最終的には命を奪うという悲惨な結果に至ったこの事件。
遺族はもちろん、社会全体に与えた衝撃と悲しみを考えると、20年の刑期では到底報われないと感じる人も多いでしょう。
2023年1月、JR博多駅前で元交際相手の女性をストーカー行為の末、包丁で何度も刺し殺害した罪に問われた32歳の男の裁判で、検察と弁護側はともに期限までに控訴せず、福岡地裁が言い渡した懲役20年の判決が確定しました。
判決が確定したのは、殺人と傷害、銃刀法違反、ストーカー規制法違反の罪で1審で懲役20年の判決を受けた住居不定、無職の寺内進被告(32)です。
その一方で、「待ち伏せ」や計画性は認められないとして、懲役30年の求刑に対し、懲役20年の判決を言い渡しました。
福岡地裁によりますと、期日までに検察側・弁護側ともに控訴せず、13日付で懲役20年の判決が確定しました。
引用:日テレNEWS NNN 【博多ストーカー殺人】検察・被告ともに控訴せず 懲役20年の1審判決が確定 福岡2024年7月16日 9:32
ストーカー規制法とは、ストーカー行為等を規制し、被害者を守るための法律です。
ストーカー行為等とは、つきまとい、待ち伏せ、監視、電話、メール、手紙などの連絡、暴力、脅迫など、相手方の意に反して繰り返される行為です。
このように法律で定められています。
博多ストーカー殺人事件での刑期が20年になった理由はいくつかの法的要因が関わっています。
日本の刑法では、殺人罪に対する刑罰は非常に重く、通常は死刑、無期懲役、または20年以上の懲役となります。
具体的な判決は、以下の要因を考慮して決定されます。
20年の刑期が決定された背景には、これらの要因が総合的に評価された結果です。
ストーカーが接近禁止命令を無視する行為は、被害者にとって極めて恐怖と不安をもたらします。
この無視は、私たちの安全を軽視している証拠です。
彼らが再び近づいてくることに対する恐怖で、心身ともに疲弊してしまいます。
私たちの平穏な生活を脅かす行為に対しては、即座に警察に通報し、法的措置を求める必要があります。
家族や友人に協力を仰ぎながら、強い意志で対抗しましょう。
判決20年では報われない悲惨な事件を防ぐためには、どうすればよかったのか。
探偵の視点から以下の解決策を提案します。
この事件において、待ち伏せや計画性を認めさせる証拠があれば判決は異なっていたのかもしれません。
探偵事務所に相談することで、法的な効力のある証拠を収集し、適切な対策を講じることができます。
自分で証拠を集めようとしてストーカーの犯人に接触すると、自身の安全確保と心理的な安定が守られない危険性があるので避けることが賢明です。
調査のプロである探偵のサポートを受け、被害に関する情報(日時、場所、内容、目撃者がいればその証言など)の詳細を明確に記録することは効果的な解決に向けた重要な一歩となります。
法的な対処の進め方についても探偵が最後までサポートしますので、すでにストーカー被害にあっているというかたは早期に相談することがあなたの命を守ることに繋がります。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。監修者・執筆者一覧へ
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