近年、国際恋愛を楽しむ日本人が増えています。
異文化や新しい価値観に触れることで、新たな気づきを得られることもあるでしょう。
しかしその一方で、文化や法律・価値観の違いからトラブルに巻き込まれるケースも少なくありません。
恋愛感情があると冷静な判断が難しく、大きな問題へと発展してしまうこともあるため、注意が必要です。
今回は、「外国人との恋愛で起こり得るトラブルとその解決方法」について詳しく解説していきます。
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外国人との恋愛には、さまざまなリスクがあります。
言葉の壁や文化の違いによる喧嘩やすれ違いだけにとどまらず、詐欺や金銭トラブルなどの犯罪に巻き込まれてしまうケースも少なくありません。
ここでは、特に注意が必要な代表的なトラブルについて紹介します。
文化や価値観の違いにより、浮気の基準が異なることがあります。
日本では一対一の交際が一般的ですが、複数人との交際が許容されている国出身の恋人は、浮気に抵抗がないこともあります。
パートナーがいながら、平気で異性と関係を持ったり、母国で浮気していたりするケースも少なくありません。
知らないうちに自分が浮気相手になっている可能性もあります。
浮気の概念について一度話し合い、認識を合わせておくことが大事です。
外国人の恋人からのDV(ドメスティック・バイオレンス)被害で悩む人も増えています。
一部の国ではDVに対する法整備が遅れており、DVへの抵抗がない外国人もいます。
「しつけ」や「愛情表現」として暴力を正当化したり、恋人に対して日常的に暴力を振るったりするケースも多いです。
DV被害を自分ひとりでなんとかしようとするのは危険です。
証拠を集めると同時に、すぐに警察に相談しましょう。
金銭感覚や経済状況の違いが原因で、トラブルに発展することもあります。
外国人の恋人が母国の家族への仕送りを求めてきたり、貸したお金を踏み倒したりする問題も多く報告されています。
結婚を前提に資金を要求する「結婚詐欺」や、仕事や家族の事情を理由にした「借金の依頼」など、巧妙な手口で金銭をだまし取るケースも多いです。
たとえ恋人同士だとしても、金銭が絡む話には十分な注意が必要です。
近年、インターネットを通じた「国際ロマンス詐欺」が急増しています。
特に、SNSやマッチングアプリを利用した詐欺が多く、「愛してる」「結婚したい」などと言葉巧みに距離を縮めたうえで、多額の金銭を要求してくるケースが後を絶ちません。
「家族が病気で治療費が必要」「会いに行くための資金が必要」「ビザの取得にお金がかかる」「事業で失敗した、このままだと君に会えない」など、相手の情に訴えかける手口を使います。
被害者が騙されたと気づいたときにはすでに多額の金銭を失っていることが多く、精神的なダメージも大きいです。
インターネット上で出会った場合は特に、相手の素性をしっかりと確認してから交際することが大切です。
日本に住むために、在留カードを偽造したり、虚偽の情報でビザを申請したりする外国人もいます。
このような行為は法律に違反しており、発覚した場合には厳しい処罰を受けることになります。
交際相手も偽造に関与した疑いをかけられる可能性があるでしょう。
また、結婚後に発覚した場合には、結婚が無効とされる可能性もあります。
恋人を疑うのは気が引けるものですが、安心して交際するためには、身辺調査は不可欠です。
ビザ目的で日本人と交際する外国人もいます。
日本での長期滞在が認められる「配偶者ビザ」や「永住ビザ」を取得するために、愛情がないにもかかわらず、日本人に近づいてくる外国人もいるのです。
特に、就労ビザが切れそうなタイミングで猛アピールしてきたり、すぐにでも結婚したいと言ってきたりするようなら、注意が必要。
愛情のある結婚を望むのなら、相手の素性や目的をしっかり調査しましょう。
国際恋愛は、家族の理解を得るのが難しい傾向があります。
名前や年齢・居住地・学歴・社会的地位・経済状況・宗教・犯罪歴などを知る術がないうえに、コミュニケーションを上手くとることができないため、家族は信用してもいいのか不安を感じるのです。
特に、結婚を考える段階になると、反対の声は強まるでしょう。
理解を得たいなら、恋人の素性をはっきりさせ、家族に納得してもらう必要があるでしょう。
母国に子どもを置いて出稼ぎにきている外国人も多いです。
前夫(妻)との間に子どもがいる場合、養育費や監護に関する取り決めが不明確で、元配偶者から援助を受けられていなかったり、話し合いの最中であったりするケースも多く、トラブルに巻き込まれる可能性が高いです。
子どもの経済的負担を要求されたり、子どもを呼んで一緒に暮らしたいと言われたりすることもあるため、慎重に考える必要があります。
子どもに関する問題が発生した場合は、法律に詳しい専門家に相談するといいでしょう。
技能実習生として日本で雇用されている期間内は、恋愛は可能ですが、原則結婚はできません。
雇用契約の期間が終了すると、滞在するためのビザがないため母国に帰国することになりますが、一度母国に帰れば婚姻関係を結ぶことが可能になります。
しかし、母国に帰ると同時に連絡がとれなくなったり、行方がわからなくなったりするケースも少なくありません。
母国に配偶者がいたり、結婚資金や渡航費と言われて渡したお金をそのまま持ち逃げされたりすることもあるため、注意が必要です。
特定の宗教では、結婚後に改宗を求められたり、日常生活や服装・食事のルールなどを厳格に守るよう求められたりすることがあります。
多くの日本人にとって宗教はなじみの薄いものですが、海外では宗教上のルールを第一優先で生活している人も少なくありません。
事前に信仰する宗教の有無や生活への影響について十分に話し合わないと、交際後や結婚後に大きなストレスとなる可能性があるでしょう。
外国人の恋人との間にトラブルが発生した場合、どのように解決すればいいのでしょうか。
トラブルに巻き込まれると、焦って間違った行動をとってしまうこともありますが、早期解決には冷静な判断と迅速な対応が大事です。
ここから、解決方法を紹介していきます。
外国人の恋人との間でトラブルが発生した場合、自力で調べてみるのも大事です。
SNSやインターネットで名前や写真・連絡先を検索することで、過去の経歴や他の被害者が見つかる可能性があります。
また、トラブルに関する証拠を日時とともに整理しておくと、今後法的措置をとったり、専門家に調査を依頼したりする際に役立ちます。
証拠として集めておくといいものは、下記のとおり。
ただし、過度な追跡行為や違法な手段を用いると、ストーカー規制法違反や自治体の条例違反・プライバシーの侵害で罪に問われる可能性があります。
法律や調査の知識がない場合は、専門家に任せたほうがいいでしょう。
外国人の恋人とのトラブルが、法律に抵触する可能性がある場合は、警察への相談も検討しましょう。
ですが、警察は事件性がある場合しか捜査することができません。
証拠や経緯を明確にした上で相談することが大事です。
詐欺
行方不明や失踪
DV・ストーカー被害
脅迫・恐喝
トラブルの種類によっては、専門機関に相談することでスムーズな解決が期待できます。
DV被害に遭った場合は、避難先を確保することが最優先なので、シェルターや支援団体の利用も検討しましょう。
問題が深刻化する前に、専門的な知識を持つ機関へ相談することが賢明です。
自力での調査が難しい場合や、確実な証拠を押さえたい場合は、探偵への依頼が効果的です。
探偵は、浮気調査や行方不明者の捜索・身辺調査などを専門とし、独自の調査方法やネットワーク・特殊機材を使って合法的な方法で証拠を収集します。
トラブルを解決するための確固たる証拠を得ることで、弁護士や警察への相談もしやすくなるでしょう。
浮気・金銭トラブル・身分詐称・行方不明・DV被害といった問題は、自力での解決が難しいです。
トラブルを未然に防いだり、早期解決したりするには、専門知識を持ったプロに頼りましょう。
探偵は専門的な技術と経験を活かし、証拠収集や行動調査を行うことで、ご依頼者が適切な対処ができるようサポートします。
ここから、トラブルの防止や早期解決のために探偵ができることを紹介していきます。
外国人の恋人が浮気をしている可能性がある場合、探偵は徹底的に行動調査をし、真実を明らかにします。
張り込みや尾行・聞き込みといった手法を用い、特殊機材を使って、浮気の有無の調査・浮気相手の身元調査・浮気の証拠収集を行います。
当事務所は海外に拠点があるため、現地の調査員と連携し追跡することが可能。
母国に浮気相手や内縁の夫(妻)がいる疑いがある場合や、遠距離恋愛中の恋人に浮気の可能性がある場合も調査できます。
浮気の写真や動画などの確実な証拠を得ることで、関係を見直す判断材料となるでしょう。
また婚約中の浮気を突き止めた場合には、証拠を揃えることで慰謝料請求できる可能性もあります。
外国人の恋人の身辺調査を行い、相手の素性を詳しく調べます。
結婚を考えている場合は、相手の素性を事前に確認することが重要です。
結婚詐欺や不法滞在・身分詐称の可能性がある場合、トラブルに巻き込まれる前に対策をとることができます。
金銭トラブルは、国際恋愛においてよくある問題のひとつ。
持ち逃げや詐欺被害に遭ったと気づいた際には、すでに母国に帰っていたり、行方をくらましたりしていて、泣き寝入りする被害者も多いです。
事前に調査をすることで、不安を取り除き、安心して交際することができます。
また、すでに被害に遭った場合には、証拠を集めることで、警察の捜査のきっかけとなる可能性もあります。
探偵の金銭トラブルに関する調査は以下のとおり。
探偵は、行方不明者や失踪者の捜索も可能です。
相手が意図的に逃げたのか、それとも事件や事故に巻き込まれたのか、詳しく調査を行います。
警察がすぐに動けない場合や海外に行方をくらませた場合でも、探偵の調査により恋人の所在を特定し、状況に応じて適切な対応をとることができます。
探偵は、DV被害の証拠を集め、ご依頼者のその後をサポートします。
DV被害に遭っている場合、加害者である恋人に証拠を集めていることを知られると、暴力がエスカレートする可能性があります。
その点探偵は、専門機材や独自のノウハウを持っているため、調査対象者である恋人に見つからない形で証拠を集めることができます。
ご依頼者の状況をしっかりヒアリングしたうえで、調査方法を提案していくので、ご安心ください。
ここから、当事務所に実際に相談があった事例を解説していきます。
探偵への依頼を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
「日本で出会った外国人の彼女。彼女が母国に戻ってからは徐々に連絡が減り、違和感を覚えるようになりました。
友人づてに、彼女が現地で他の男性と親しくしていると聞き、浮気相手がいるんじゃないかと不安です。
結婚も考えるほど真剣に交際していたので、事実を調べてほしいです。」
現地での調査の結果、彼女は母国で別の男性と同棲していることが確認されました。
さらに、同棲相手のことを周囲に「婚約者」と紹介していることも判明。
依頼者との関係はすでに終わったものと思っていたこともわかりました。
調査結果を聞き、ご依頼者はショックのご様子でしたが、最終的には「事実を知れてよかった」とおっしゃっていました。
「外国人の彼氏にお金を貸してほしいと頼まれ、最初は数万程度だったので特に気にせず貸していました。
ですが、だんだんと頻度も額も上がっていき、最終的に貸したお金の総額は数百万に。
返済の話をすると、「忙しい」「また今度」と先延ばしにされ、騙されているのではないかと思えてきました。
調査してもらえますか?」
調査の結果、彼は複数の日本人女性からお金を借りており、借りたお金はギャンブルに使っていたことがわかりました。
この結果をもとに、ご依頼者は弁護士と相談し、法的手続きを進めることを決断しました。
「彼と結婚を真剣に考えていました。
でも過去の話を聞いているうちに、辻褄が合わないように感じることが増え、疑念を持っています。
彼の身元を念のため調べてほしいです。」
調査の結果、彼は母国で過去に詐欺事件を起こしており、何度も警察の捜査対象になっていたことがわかりました。
さらに、同じ手口で他の日本人女性を騙していたことも判明。
ご依頼者はすぐに関係を解消し、今後については弁護士と相談することになりました。
「彼とはマッチングアプリで出会い、結婚を前提におつき合いしています。
先日、彼の母国で結婚式場を予約するのに前金が必要と言われ、多額の送金をしました。
でも、なかなか結婚の話が進まず、不安になって調査を依頼しました。」
調査の結果、彼はすでに母国で別の女性と結婚しており、依頼者との結婚の意思は全くなかったことが判明しました。
また、同じ手口で多数の女性からお金を受け取っていたことがわかりました。
この証拠をもとに、ご依頼者は警察に相談し、詐欺被害として法的措置を検討することになりました。
「外国人の彼女と結婚したいと家族に打ち明けたら、大反対されました。親からは、お金目当てなんじゃないか…宗教に入れられるんじゃないか…と言われ、困っています。
彼女はそんな人間じゃありません。ちゃんと身元を調べて、家族を説得したいです。」
調査の結果、彼女はご依頼者が話していたとおりの経歴であり、過去に問題となるようなトラブルや犯罪歴は一切確認されませんでした。
学歴や職歴も正しく、現在の生活も安定していることが判明。特定の宗教団体への強い関心も見られませんでした。
ご依頼者はこの調査結果をもとにご家族と話し合い、最終的に納得を得られ、結婚を正式に認めてもらうことができました。
当事務所では、浮気調査や金銭トラブル・身辺調査・行方調査など、さまざまなトラブルの防止・解決のサポートを提供しています。
海外拠点も多数あり、現地調査員と連携し国を超えた調査も可能です。
迅速かつ丁寧に調査を行い、ご依頼者の不安を解消します。
無料相談・無料お見積りは、お問い合わせフォーム・メール・電話・LINEから24時間365日いつでも承っています。
どんな問題でも、まずはお気軽にご相談ください。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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