「家族のことを聞いてもいつもはぐらかされる……」
「夫には病弱な妹がいるらしく、毎月仕送りをしているけれど、会ったこともないので本当に存在するのかどうか確かめようがない」
配偶者の家族構成について、疑いたくはないけれど、はぐらかされたり秘密にされたりすると、不信感を抱くのも当然です。
また、配偶者が外国人だと、家族構成を確かめるのも一苦労でしょう。
外国人配偶者が、なぜ本当の家族構成を話したがらないのか、そして本当の家族構成を知るためにはどうすれば良いか、探偵目線で徹底解説します。
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そもそも相手はなぜ、家族構成を教えてくれないのでしょうか。
配偶者ほど近しい人間にも明かせないということは、何か理由があるのかもしれません。
その真相に迫っていきます。
一部の地域では、家庭や家族に関する情報をプライベートなものと捉える文化があります。
これにより、詳細を共有することに抵抗がある場合も。
また、自身のプライバシーを強く重視している場合も、家族構成などを話したがらないでしょう。
アメリカの例で言うと、非嫡出子(法律上婚姻関係にない男女の間に生まれた子ども)、特に母親のみの子どもが増加しています。
片親の家族は、非嫡出子以外に死別、離婚によって生じたケースもあります。
また、アメリカでは共同親権が一般的であるため、両親が離婚をしたからといって、どちらか一方の親に育てられるという考え方とも違います。
子どもは両親の間を行き来することになり、それぞれの家庭で過ごすことになります。
つまり、二つの家ができるようなものです。
親が再婚をすれば義理の親が増えますし、連れ子がいる場合もあります。
家庭環境は複雑化しやすいでしょう。
こうした理由から、家族構成を言いづらいという背景があるかもしれません。
ビザをもらうためだけに婚姻届を出して、結婚したことにする偽装結婚というケースもあります。
もし、相手の離婚歴が多ければ偽装結婚だったということが考えられます。
日本人と結婚すると、配偶者ビザが取得できます。
この配偶者ビザは、日本で生活でき、働き方も制限されません。
また、長期的に日本で稼ぐと永住ビザが有効になります。
永住ビザを取得するには、日本で継続して10年以上居住している必要がありますが、日本人と結婚すれば3年で許可がおります。
このように、日本人と結婚するだけで、数々の利点があります。
それを利用して、来日する人間もいます。
そして、彼らはもともとビザ取得目的で結婚していますから、必要以上のこと(家族構成など)を話す必要もありません。
最悪の場合、母国に内縁関係にある人物がいるということもありえます。
※偽装結婚は非常に悪質な犯罪とされており、5年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されます。
本当は大家族でもないのに、「うちは貧しい上に大家族で、母国に仕送りをしなきゃいけないの」と言って、金銭をだまし取ろうとしていた可能性もあります。
こちらに確かめようがないとふんで騙す、悪辣な行為でしょう。
家族への仕送りのお金を要求し、ある程度たまったら離婚、そして故郷へ帰るというのが定番です。
配偶者が何かを隠している、または嘘をついているのではないか。
そのように疑い続けるのは苦しいものです。
配偶者を信じるために、真実を明らかにしましょう。
ここでは、外国人配偶者の本当の家族構成を知るためにできることをご紹介します。
日本では戸籍制度が一般的ですが、世界で見るとそうではありません。
戸籍制度を導入しているのは、日本、台湾、中国のみです。
戸籍制度がない海外では、国民一人ひとりに付与される個別番号で管理されています。
また、戸籍制度がある地域でも、日本の戸籍謄本のような証明書が出てこなかったり、現地でしか取得ができないなど、戸籍で家族構成を確認するのは現実的ではありません。
戸籍が見れないからといって、悲観することはありません。
まずは、今持ちうる情報を整理しましょう。
家族構成を聞いたときの反応や、その受け答え、またその情報に食い違いがないかどうかなどを記録に取ります。
配偶者と仲の良い友人に、自然に聞いてみるのも良いでしょう。
あからさまに聞くと怪しまれるため、「彼と家族は仲が良いの?」、「彼女の兄弟はどんな人?」などと聞いてみることをおすすめします。
整理した情報や、聞き取った情報を持って、海外調査に強い探偵に依頼するのも手です。
探偵は日本だけでなく、海外での聞き込み・張り込み調査なども行えます。
信ぴょう性の高い、客観的情報が得られるでしょう。
また、家族構成だけでなく、そのご家族の職業、経歴、評判、前科、経済状況など、様々な情報を確かめることができます。
配偶者が何を隠しているのか、真実とはなんなのか、それらを確かめるためには第三者の協力が必要です。
タイ人の女性と結婚して半年、未だ彼女の家族に会ったことがありません。
というのも、「両親は死亡、兄弟もいない」と聞かされていたためです。
そのため、家族への挨拶をするためにタイに行くこともありませんでした。
しかし、彼女は頻繁にタイに帰国していて、理由を聞いても「友達に会ってるよ」と言われました。
僕から追及しすぎるのも可哀想で、探偵に依頼することに。
現地調査をしてもらった結果、彼女の両親は健在だっただけでなく、なんと内縁の夫がいたことも判明しました。
はじめは信じられませんでしたが、集められた証拠を前に何も言うことはできませんでした。
今は離婚手続きに追われています。
外国籍の彼と結婚し、そろそろ子どもが欲しいと2人で相談して、特別養子縁組をすることを決意しました。
私は妊娠適齢期を過ぎていました。
それでも彼と親になりたいという、強い想いから至った結論です。
しかし夫は、その手続きに必要な「家族構成」の欄を書き渋りました。
「プライバシーを侵害されているようだ。こんなもの書く必要はない」と断固拒否。
それでは手続きも進まず、彼に対する不信感が増すだけでした。
そこで探偵の皆さんにご依頼することに。
私が海外事情に疎いということもあったので、すべてお任せしました。
そこで発覚したのは、私にとってもショッキングな出来事でした。
彼の父親にあたる人物は結婚と離婚を繰り返し、子どもをもうけては虐待を繰り返す男だったようです。
そのため、彼には多くの兄弟たちがいました。
だから私にも家族のことを話したがらなかったのかと、ようやく理解いたしました。
それから夫としっかりと向き合う時間を設け、少しずつ身の上話をしてくれるようになりました。
私は少し、急ぎすぎたのかもしれません。
国境をも超えて愛した、大切な配偶者のことを疑うのは、きっと辛いはずです。
信じたい気持ちが残っているから、悩み、苦しむのでしょう。
当探偵事務所は、24時間365日、無料相談窓口にて相談を受け付けています。
ぜひ一度、ご相談ください。
監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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