
宗教は本来、人の心を救うものですが、「新興宗教」と呼ばれる一部の団体では、教義や信仰を口実にして信者を精神的・経済的に支配するケースが後を絶ちません。
危険なカルト宗教は、日本だけでなく、世界的な社会問題となっています。
新興宗教の最大の問題点は、信仰が前提にあるため、内部にいる人ほど異常性に気付きにくいことにあります。
今回の記事では、新興宗教の闇の本質と、悪質な団体の見極め方について解説します。
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英国スコットランド・リビングストン高等裁判所は、教会牧師ウォルター・マソチャ被告(61)に対し、強姦未遂と性的暴行の罪で有罪判決を言い渡したと、2日(現地時間)、スコットランド地元紙『スコティッシュ・サン』が報じた。
裁判所は今月28日の最終判決まで、被告の勾留を命じた。
マソチャ被告は2006年から2012年にかけて、スコットランド・スターリング地域の自宅などで女性信者2人に性的暴行や強姦を行った疑いがある。
現在39歳の被害女性は、20歳だった当時、自宅で初めて被害を受けたと証言した。
被告は顔を掴んで舌を口に押し込み、2階に上がる際に尻を叩き、寝室に連れ込み強姦を試みたとされた。
また、別の被害女性(58)は、被告から「神が君を贈り物として与えてくれた」、「私の聖なる唇にキスしなさい」と命じられ、悪魔を追い払い祝福を与えると言って体を触られたと証言した。
被害女性の弁護士は「ウォルター・マソチャは単なる牧師や説教者ではなく、権力と地位を利用し疑われないと考えていた性的捕食者だった」と述べた。
引用元:MSN|【信仰の闇】「神からの贈り物」と称し女性信者に性的暴行、2,000人信者抱える教祖に有罪判決(2025年07月10日)

ときに新興宗教では、教祖(指導者)や幹部的存在が、信者を精神的・経済的に支配するマインドコントロールが行われます。
しかし、新興宗教の闇を暴くことは簡単ではありません。

危険な新興宗教に共通する特徴のひとつは、教祖に対する絶対的な信仰を強要する点です。
教祖はしばしば「神の代理」などとされ、疑問を抱くことすら許されません。
新興宗教団体のカルト的価値観に染まっていくと、以下のような状態に陥ります。
このような心理状態は、カルト的洗脳の初期段階です。
一見すると本人は幸福そうですが、内面では自分の思考を封じ込めるよう強いられています。

新興宗教団体の多くは、チャリティ活動や子育て支援を行っていたり、清潔感のある施設を運営していたりと、表向きは健全です。
しかし内部では、信者同士が監視し合っていたり、精神的苦痛に耐えることが試練とされていたりなど、異常な状態が正当化されているケースがあります。
信者はマインドコントロールを受けている状態で、話を聞いても「問題ない」「幸せです」と答えるケースが多く、部外者が介入することはできません。
このような状況があるため、悪質な新興宗教団体の素顔を、外部から把握するのは困難です。
家族や友人は問題の核心に迫ることができず、本人はますます新興宗教の闇に嵌まってしまうという悪循環が起きます。

悪質な新興宗教を見極めるポイントと、身近な人が関わってしまった場合の対処法を、探偵目線で解説します。

信仰そのものを否定することはできませんが、以下のような兆候が見られる場合には、カルト的支配に該当する可能性があります。
このような状況に心当たりがあるなら、一歩引いて、冷静になることをおすすめします。
「信者を嵌めようとする悪質な新興宗教かもしれない」ということを心にとどめ、団体の動向を客観的に見直してみてください。

新興宗教に陶酔してしまうと、本人は自力で抜け出せなくなるため、できるだけ早い段階で客観的な調査・助言を得ることが重要です。
そこで役立つのが、探偵事務所による専門的な調査です。
探偵事務所には、以下のようなケースで、新興宗教団体にまつわる多くの相談が寄せられています。
新興宗教団体に入った子どもや配偶者が突然帰らなくなり、音信不通となるようなケースでは、新興宗教団体の活動内容と人探しの両方から調査を進めます。
献金や支払いが不自然に多い場合は、新興宗教団体の法人格や収支状況などを調査し、詐欺や犯罪の有無を見極めます。
「教祖に前科がある」「過去に別団体でトラブルを起こしていた」「偽名を使っている」といった事実が、探偵の調査で明らかになることもあります。
探偵の特徴は、事件性がなくても調査できることです。
「証拠がないから警察には言えない」「本当に危険かどうか分からない」というようなつらい状況でも、探偵に相談すれば専門的に調べてもらえます。
外部からは見えにくい活動実態を暴き、必要であれば弁護士と連携して法的措置へと進むことも可能です。

前述したとおり、悪質な新興宗教団体ではマインドコントロールを受けている可能性が高いです。
マインドコントロール下にいる信者の目を覚ますのは、容易ではありません。
支配下に置かれている状態の方に、「そんな宗教は危険だ」「あなたは騙されている」などと頭ごなしに伝えることも得策ではないでしょう。
あくまで冷静に話を聞き、なぜ信仰するに至ったかなど相手の背景を把握するのが大切です。
そのうえで、探偵が調べてきた新興宗教の闇、その実態を伝えます。
そうすることで、自ら疑念を生むように働きかけるのです。
新興宗教の闇は深く、ブラックボックス化しやすいですが、必ず突破口はあります。
その突破口を切り開くため、私たちに尽力させてください。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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