集団でいじめられた、仲間はずれにされた、という経験はありませんか?
どこに住んだとしても、私たちの生活において人間関係は切っても切り離すことができないものだと思います。
安心して暮らせるはずだった移住地で嫌がらせをうけるはめになってしまった、ずっと住んでいる町でひょんなことから仲間はずれにされた、という相談が近年多くあります。
近隣住民が行なういじめ、つまり現代版の村八分についてこの記事では詳しく解説していきますので是非参考にしてください。
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村八分(むらはちぶ)とは、村落(村社会)のなかで、掟や慣習を破った者に対して課される制裁行為であり、一定の地域に居住する住民が結束して交際を絶つこと(共同絶交)である。
転じて、地域社会から特定の住民を排斥したり、集団の中で特定のメンバーを排斥(いじめ)したりする行為を指して用いられる。
(Wikipedia 引用)
とあり、江戸時代から行なわれた習慣ということも記載されています。
つまり要約すると、江戸時代から行なわれていた村の掟を破った者に対する制裁のことです。
ただ、この村八分が現在でもあることをご存知でしょうか?実際に、近年起きた村八分の事件を紹介します。
2021年、京都府南丹市園部町の曽我谷地区に住む男性が、地元の集落から村八分のような扱いを受けたとして、同地区などに対し、区民であることの確認や慰謝料など340万円の支払いを求める訴えを21日までに京都地裁に起こした。
訴状によると、同地区は南丹市区設置規則によって設置され、39世帯ほどが暮らす。
男性は1975年に結婚し、同地区に住む妻の両親と養子縁組をした。
1983年に長岡京市から同地区に移り住み、消防団長や農家組合長などを歴任したが、2001年に離婚、妻の両親とも離縁した。
男性はその後も地区で暮らしているが、道であいさつしても住民から無視され、自分が出したごみだけが回収されなかったり、地区の行事連絡や市の配布物が来なくなったりした。
また、土砂災害警戒区域などが多い同地区に対し、市が各戸に防災無線を無料設置することになったが、同地区は男性だけを除外して市に申請したため、男性宅には設置されなかったとしている。 (京都新聞 引用)
現代で村八分のような扱いを受けてしまった、という実際に起こった悪質な事件ですが耳を疑うのはこれだけではありません。
その後、2023年4月19日、この地域の行政区側に340万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁によって請求は棄却されたのです。
判決理由は「離婚後に行政区への入会意向を示さず、会費も支払っていない。区民とは認められない」と指摘。
そのうえで「原告のごみ袋が回収されなかったのは、多くても1回だけで組織的とはいえない。住民からの無視は認めるに足りる証拠はない」として、地区の共同不法行為を認めなかったのです。
このような目に遭ったにも関わらず「村八分ではない」と言われるということは、なにをもって村八分というのでしょうか?
現代版の村八分、とは何なのでしょうか?
このようなことが我が身に降りかかったら私たちはどこに相談すれば良いのでしょうか?
次で詳しく説明しますので、参考にしてください。
現代で起こりえる村八分とは、集団で特定のメンバーをいじめること、仲間はずれにすること、が考えられます。
どこに住んだとしても、私たちの生活において人間関係は切っても切り離すことができないものだと思います。
村八分は現在でも各地で起こっており、特にコロナ禍のときはその存在が注目されました。
例えば、コロナ禍で感染者を出した家に対して嫌がらせが発生し、嫌がらせを受けた被害者が県外に引っ越す、という事件が日本各地で起こりました。
他にも、現代版の村八分の具体例として
など、いわゆる【いじめ】といわれる悪質な行為が挙げられます。
現代版の村八分になってしまうと、社会的な排除や孤立を感じ、自分自身の評判や信頼が損なわれたことから精神的な苦痛を感じて心が病んでしまうことも少なくありません。
移住した先で嫌がらせを受けて辛い、ずっと住んでいる地域で集団的ないじめにあっていて怖い、という場合の対策はあるのでしょうか?
まず、一番手っ取り早い方法として村八分の状況が続く場合、引越しを考えることも一つの選択肢です。
新しい場所で新たなスタートを切ることで、村八分による嫌がらせからは解放される可能性があります。
ただ、簡単に引っ越しができれば誰でもそうすると思いますし、それが困難だから現代でも村八分が無くならないのだと思います。
なので、村八分の被害を受けた場合に根本的に解決をするためには、法的手段を検討することが重要です。
弁護士に相談し、適切な訴訟を行なうことで、被害を訴えることができます。
しかし、先ほど記載した実際に起こった現代版の村八分でもあった通り【証拠】が不足している場合にはその訴えが棄却されることもあります。
そこで法的手段をとるためには、実際に村八分になっている法的効力がある証拠を集めることが最も重要です。
ただ、自分自身で証拠を入手するとなると、近隣住民にばれてしまってさらに村八分が過激化するという場合もあるので注意してください。
【法的効力がある証拠】を素人が集めるということはとても難しく、不可能に近いと思いますので安全に確実に証拠を集めるためには、証拠集めと調査のプロフェッショナルである探偵事務所に依頼することをおすすめします。
以下では、実際に探偵事務所に依頼して調査と解決サポートを利用された方からの体験談をご紹介しますので、お困りの方はご参考ください。
大阪市内で主人と2人で暮らしていたのですが、田舎に移住してスローライフを送りたいという夢があり1年前に和歌山県の集落に土地を購入して移住しました。
引っ越してすぐ驚いたのは、たった30世帯ほどの集落なのに週に1度の頻度で、回覧板で町内会の参加の可否を聞かれるということでした。
出席の可否は自由だと聞いてはいましたがご近所つきあいは大切だろう、と思って極力出席するようにはしていたのですが、親族の結婚式のため夫婦で欠席したことがありました。
すると、翌週から回覧板が回ってこなくなり、町内会の案内もこなくなりました。
違和感を感じながらも夫婦で平然と過ごしていたのですが、あからさまに無視されたり、悪口を言われたり、ゴミ捨て場に捨てたはずの私たちのゴミが荒らされた状態で家の前に散らかされたり、村八分はエスカレートしていきました。
半年前には地域にひとつだけある食品を売っている商店に行くと「この町の住民にしか商品は売れない」と言われて商品を売ってくれませんでした。
それから今まで、私たちは生活に必要な食品、日用品、全てをネットで注文することしかできないままでいます。
引っ越しも考えましたが、土地を購入したローンもまだ多く残っています。
次の売り手が見つかるかもわからないので、どうにかここで普通に生活できるように村八分をやめさせる方法はありませんか?
探偵のかたに相談をするなかで適切なアドバイスをいただき、村八分をなくすためには法的手段をとることがこれからの生活の安全と安心につながるという考えに至りました。
そのために必要な実際に村八分になっている証拠を集めていただきました。
徹底した張り込みと調査で、近隣住民に疑われたりばれたりすることもなく、集団的にいじめを行なっている証拠(写真や動画)を入手していただきました。
それらの証拠をもとに、探偵の方に紹介していただいた弁護士の先生にも相談して法的処置をとりました。
結果的にこれらの証拠が決め手となり村八分を認めさせることができて、数百万円の損害賠償と私たちのこれからの生活を保障する誓約書を書かせることに成功しました。
本当に、感謝しています。
西日本トラブル対策専門窓口では、現代版の村八分や近隣住民からのいじめを解決するための調査やサポートを行なっています。
村八分は現代でも存在し、被害を受けることがあります。
しかし、引越しや法的手段を活用することで被害から解放される可能性があります。
もちろんデリケートな問題だとは思いますので、複雑なご事情やご要望にも柔軟に対応しながら最善の策を見つけて
自身の権利を守り安全で安心した生活を送るために適切な対処法を選択しましょう。
少しでも不安なことがあれば24時間受け付けている無料相談窓口までお気軽にお問い合わせください。
執筆者 / 住本 / 2024年7月2日
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