「自宅や会社に盗聴器が仕掛けられる確率はない」と思う人は多いでしょう。
しかし、当事務所では今までにたくさんの盗聴器の発見をしてきました。
非現実的と思う人が多い盗聴器は、身近に設置されている可能性が高いのです。
そこでこの記事ではどんな手口で盗聴されるのかなど、盗聴方法の種類や特徴について詳しく解説します。
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一口に盗聴といっても、さまざまな方法があり特徴が異なります。
どういった盗聴方法があるのか、詳しく解説します。
無線式盗聴器は、電波を利用して音声を送信するタイプの盗聴器です。
盗聴器は小型で目立ちにくく、コンセントや家具の裏に隠されることが多いので発見が難しいのが特徴です。
たとえば、コンセントを増やすための電源タップの中に高感度マイクを仕込んだ盗聴器など、普段使っているアイテムが盗聴器の可能性があります。
一般的に、無線式盗聴器は一定の周波数帯を使用してリアルタイムで会話を盗み聞くことが可能です。
盗聴する人は、電波がキャッチできる範囲(100〜200m以内)内で受信機を使って盗み聞きします。
さらに、高性能なものは電波の届く範囲が広く、盗聴器から1キロ以上離れた場所からでも音声を受信するケースもあります。
盗聴器を改造して出力を高めたり、電波を妨害する障害物を避けた場所に設置したりなど、より巧妙な手口で盗聴が行われる可能性もあります。
有線式盗聴器は、物理的な配線を通じて音声を伝える盗聴方法です。
盗聴器にマイク本体と延長コードを接続して、一定の場所から盗み聞きします。
電話回線や電源コードに仕掛けられるケースが多く、盗聴器が発見されにくいのが特徴的です。
また、無線式と違い有線式盗聴器は電波を発しないので、盗聴器を発見するための専用機器で見つけるのが難しいです。
場合によっては、発見ができずに長時間に渡って盗聴される可能性があります。
たとえば、ボイスレコーダーはフル充電で約300日間の待機時間と、450時間も連続録音が可能な機器もあります。
ほかにも、機能性が高まっているコンクリートマイクは、多少の壁の厚さであれば会話をいつでも盗み聞きできます。
近年増えているのが、スマートフォンやパソコンにマルウェアを仕込む手法です。
マルウェアとは、パソコンやスマートフォンなどの端末に第三者が侵入して、不正な操作を行うプログラムです。
たとえば、次のような手法でマルウェアが仕掛けられます。
上記手法でマルウェアをインストール後、デバイスのマイクを不正に操作して、盗聴を行います。
ほかの種類に比べて厄介な盗聴手段と知られており、被害者は気づきにくいことが多いです。
録音された音声はそのままサーバーへ送られ、第三者が自由にアクセスできる状態になります。
とくに企業が仕掛けられると、機密情報や個人のプライバシーが狙われることが多いため、セキュリティ対策を徹底することが重要です。
一般的に電波探知機は盗聴器を発見するために使う機器ですが、逆に盗聴にも応用されることがあります。
特定の周波数帯をスキャンして、周囲の通信を盗み聞くことが可能です。
たとえば、Wi-Fi通信やBluetooth接続を通じて音声やデータが不正に取得されることがあげられます。
企業のオフィスや公共施設など、複数の通信機器が利用されている環境では、知らないうちに会話や個人情報が抜き取られる可能性があるため注意が必要です。
スマートデバイスを用いた盗聴は、スマートスピーカーやスマートフォンのマイクを遠隔操作して会話を録音する手法です。
スマホでアプリをダウンロードしたり利用するとき、「マイクを許可」と画面に表示されて承認を押す人は多いでしょう。
ほとんどのスマートデバイスには、音声アシストにより操作できる音声コマンド機能があります。
とても便利な機能ですが、攻撃者からデバイスをハッキングされると勝手に録音が開始されることがあります。
また、悪意のあるアプリがデバイスのマイクを不正に利用して、録音データを外部に送信するケースも報告されています。
このようなリスクを防ぐためには、使用していないときはマイクをオフにするなどの対策が必要です。
コンクリートマイクは、壁や天井に音が伝わる振動を利用して、音の波を拾って会話を盗み聞く機器です。
コンクリートという名称ですが、木造住宅や石膏ボードの壁や天井でも盗聴できます。
壁越しに設置されるため、盗聴器のように部屋の中に仕掛ける必要はありません。
そのため、発見が非常に難しい盗聴器です。
とくに、隣室や上階に住む人がコンクリートマイクを仕掛けた場合、簡単に見つけることはできません。
防止策として、防音材を使用したり壁に吸音パネルを設置したりなどの工夫が効果的です。
音や声が発せられる際の振動を特殊な機材を用い、音声に変換する盗聴方法です。
警察のリソースは限られており、社会的に影響が大きい事件や多数の被害者が出ている事件が優先される傾向にあるためです。
例えば、室内において振動の影響を受けやすい窓や蛍光灯が、特殊な機材を用いることで、盗聴器の代わりとなってしまうのです。
この盗聴方法は、電波や設置型の機器を用いないため、立件が困難です。
この盗聴には、専門的な技術が必要ですが、もし使用された場合は非常に脅威です。
発見にはより専門的な知識や技術が必要といえるでしょう。
テンペスト攻撃(Tempest attack)は、パソコンやモニターから発する電磁波を受信して、画面に表示された情報を再現する手法です。
電磁波の漏洩で盗聴をするには、さまざまな特殊機器を使用します。
そのため、多くはハッカー集団など、大規模なスパイ活動で使用するケースが多いです。
一般家庭で実施される可能性は低い盗聴方法ですが、0%ではありません。
近年、一般住宅への強盗被害が増えているので、機密情報を抱えていると攻撃者が知ると、一般家庭でも盗聴される可能性があります。
また、機密情報を抱える企業や研究機関などは盗聴によるリスク被害が大きいので、十分な電磁波対策が必要です。
盗み聞きや隠し録音は、数ある盗聴の中でも一番シンプルな方法です。
特別な盗聴器やソフトウェアは仕掛けず、第三者が直接音声を記録する方法が多く使われます。
たとえば、スマートフォンやICレコーダーを机やカバンの中に隠して、周囲の会話を録音するケースなどです。
たとえば、スマートフォンやICレコーダーを机やカバンの中に隠して、周囲の会話を録音するケースなどです。
また、会話を盗み聞きする方法もリスクが高い手口です。
たくさんの人が行き交うカフェやオフィスで内緒話。知らない間に盗み聞きされてしまい情報が流出する可能性があります。
盗み聞きは盗聴器やマルウェアなどのように証拠が残りにくく、発見するのは困難です。
気づいたらプライバシーが侵害されているケースもある、危険性が高い盗聴方法です。
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今まで培ってきた経験と実績を活かして、「盗聴器発見調査」や「盗聴器防止対策」で悩みの早期解決をサポートします。
専門の調査員が、最新の探知機を使用して盗聴器の場所を徹底的に調査します。
盗聴器は種類によって特徴が違い、目視での確認だけでは発見に至るまで不十分です。
盗聴器は種類によって特徴が違い、目視での確認だけでは発見に至るまで不十分です。
目視確認だけではなく、壁の内部や電源タップ、家具の裏など、見落としがちな場所まで細かくチェックを行ないます。
とくに、無線式盗聴器や有線式盗聴器は簡単に発見できるものではないため、プロの機材と経験が必要です。
調査の結果、盗聴器が見つかった場合には、適切な対処法も提案して、安全な環境を取り戻すサポートを行います。
盗聴器の発見調査だけではなく、盗聴被害を未然に防ぐための対策も提供しています。
例えば、次のような防止対策です。
また、スマートデバイスの設定変更や、不審なアプリのチェックも行い、より安全な環境を整えるアドバイスを提供します。
盗聴の被害に遭うとプライバシーが侵害されるだけでなく、ビジネス上の機密情報が漏洩する危険もあります。
「もしかして盗聴されているかも?」と感じたら、一人で悩まずに専門家に相談しましょう。
当事務所では盗聴に関する無料相談をいつでも受け付けています。
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執筆者 / なな /
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