
ロマンス詐欺被害が、40~60代に集中しています。
ロマンス詐欺とは、恋愛感情を利用して金銭をだまし取る詐欺のことで、国際的な犯罪組織が関与するケースも多いです。
相手からの接触手段は、マッチングアプリ・Instagram・Facebookの順に多く、被害時には9割以上がLINEで連絡を取り合っていたといいます。
本記事では、なぜロマンス詐欺が40~60代の中年に集中しているのか、詐欺の手口はどういったものか、探偵目線で解説します。
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交流サイト(SNS)で恋愛感情を抱かせる「ロマンス詐欺」が、収まる気配をみせない。大阪市内の80代男性はSNSに趣味の写真などを投稿していたところ、女性を名乗る人物らに現金約68万円をだまし取られた。
記者が男性にSNSを確認させてもらうと、「大切なのは幸せ、愛」などと投稿が頻繁に届いていた。背後にいる詐欺グループは、被害者に親しみを抱かせようと言葉巧みに忍び寄っていた。
引用元:毎日新聞|猛威ふるうロマンス詐欺 被害は年間400億円 40~60代に集中(2025年08月06日)

なぜ今、被害が中年に集中しているのか、2つの視点から解説していきます。

マッチングアプリは若者向けというイメージがあると思いますが、30歳以上限定のものなど、中年向けのアプリも登場しています。
アプリ内には、共通の趣味や価値観を持つ相手を探せる機能もあり、「趣味が同じですね」と警戒心を解いて近づきます。
詐欺師が使用する写真やプロフィールは、実在しない人物であったり、拾い画である可能性が高いです。
しかし近年では、AIによる画像生成技術も上がっており、「相手も顔を出しているから大丈夫」と騙されてしまう被害者も多いでしょう。

40~60代の中年期は、ちょうどライフステージの変わり目でもあります。
仕事上では責任が大きくなり、家庭では子供が独立したり、親の介護に追われることも。
詐欺師は、重責に押しつぶされそうな心や、寂しさにつけ込んで、悪事を働きます。
言葉巧みに愛を囁き、信頼してもらったところで、金銭を要求するのです。
誰かと繋がっていたい、寂しさを埋めてほしいという心理を、巧みに操るのがロマンス詐欺師です。

ロマンス詐欺はターゲットの心理を巧みにあやつり、段階的に金銭をだまし取ります。
本章では、3つの段階にわけて、ロマンス詐欺師の手口を解説します。

この段階ではターゲットを見つけ、信頼を得ることを目指します。
メッセージのやり取りが始まると、「趣味が一緒なので仲良くしてほしいです」「特別なあなたに」などと過度なほめ言葉や愛情表現をしていきます。
多くの場合が、この時点でLINEに移行しています。

「お金には困っていないが、今は手元にない」「あなたに会うためのお金がないの」などと、ターゲットを安心させつつ、現在の困窮を強調します。
ターゲットが心理的なハードルを越えやすいように仕向けるのです。
「これは2人だけの秘密にしてほしい」「お金のことだから、ほかの人には言わないで」と頼み、ターゲットが周囲に相談することを阻みます。

ターゲットが送金を渋ると、ロマンス詐欺師は「私のことを愛してないの?」「あの言葉は嘘だったの」「会いたくない?」などと、相手の罪悪感を煽ります。
金銭を搾り取れるだけ搾り取って、これ以上は盗れないと悟ると、逃亡準備にのり出します。
連絡を途絶えさせ、アカウントを削除し、姿を消してしまうのです。

ロマンス詐欺による二次被害が問題視されています。
二次被害として考えられるのは以下の2点です。

セクストーションとは、性的な画像や動画を送らせ、それをたねにゆすりをかける犯罪です。
「金を払わなければ晒す」、「もっと過激な写真を送らないと、SNSで公開する」などといった脅迫をします。
このセクストーション被害に遭っているのは、男性の方が多いと言われています。

「騙されて奪われた金銭を取り戻せます」などと謳う弁護士事務所に着手金を払ったものの、被害金を取り戻せないというトラブルが急増しています。
着手金詐欺の決まり文句は「必ず取り戻せます」です。
他にも、100%の成功を謳っていたり、早めの契約を強引に進めるなどといった行動が見られる場合は疑ってかかる方がいいでしょう。

中年層が狙われてしまうのは、金銭的余裕が出てくる年代であるということも起因しているでしょう。
だからこそ、被害額も大きくなりやすいです。
寂しさやプレッシャーにつけ込んだロマンス詐欺師は、あなたから容赦なく金銭を奪っていきます。
騙されたと気づくころには、貯金もなにもかも底をつき、言い知れない喪失感に苛まれます。
金銭を奪われたことに加え、恋心や愛情をもてあそばれた悲しみがそうさせるのです。
当探偵事務所では、このようなロマンス詐欺案件にも対応しています。
24時間365日、お問い合わせフォーム・メール・電話・LINEにて、無料相談窓口で相談を受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

監修者・執筆者 / 山内
1977年生まれ。趣味は筋トレで現在でも現場に出るほど負けん気が強いタイプ。 得意なジャンルは、嫌がらせやストーカーの撃退や対人トラブル。 監修者・執筆者一覧へ
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